一般財団法人環境イノベーション情報機構
遊休農地の有効活用 都市に居住する農地所有者に対する広報活動展開へ
【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2007.07.13 【情報源】農林水産省/2007.07.13 発表
農地マーケット企画委員会(事務局:(社)全国農地保有合理化協会)は、「あなたの田舎にある農地、眠っていませんか?」をキャッチフレーズに、都市に居住する農地保有者に「遊休農地の有効利用」を訴える広報活動を平成19年夏に展開する。耕作されていない遊休農地は年々増加傾向にあり、現在その面積は全国で約38万ヘクタール(東京都の広さの約1.7倍)に及んでいる。遊休農地は病害虫発生や廃棄物不法投棄の場になりやすく、地域の環境悪化につながるマイナス面が指摘されていることから、農林水産省は遊休農地の解消・有効活用を重要課題の1つに据えている。
今回の広報活動は、農地を相続した都市居住者などがその農地を放置しているケースについて改善を進めるために、都市に居住する農地保有者に遊休農地の解消とその有効活用を呼びかけるもの。
広報は(1)全国の高速道路のサービスエリア、道の駅で配布されているフリーペーパー「コノミティ」夏号への広告掲載(掲載期間:7月16日〜9月15日)、(2)都電荒川線広告貸切り電車での中吊りポスター掲示(掲示期間:8月1日〜31日)、(3)羽田空港搭乗ラウンジの映像広告メディアによる広告放映(放映期間:8月1日〜31日)の3種類の媒体を利用して実施されるほか、(4)全国の都道府県庁や市町村・農業委員会などに遊休農地の有効活用を訴えるキャラクター「いねむりかかし」のポスターが配布される。
なお、農地マーケット企画委員会事務局の(社)全国農地保有合理化協会内には、遊休農地に関する相談窓口が設置されており、電話、FAX、ウエッブ上の電子メール送信フォームにより相談を受付けている。連絡先は電話:03−3263−9361(平日は午前10時から午後6時まで)、FAX:03−3263−9365(土日・祝祭日・年始除く)。【農林水産省】