一般財団法人環境イノベーション情報機構
マリンレジャーで事故にあった人881人に 18年の記録
【自然環境 自然とのふれあい】 【掲載日】2007.03.14 【情報源】海上保安庁/2007.03.13 発表
平成18年に、船舶運用中の事故にあったプレジャーボートが852隻(17年に比べ22隻減)、これらの事故に伴う死亡・行方不明者数が24人(同1人増)、釣りや海水浴、サーフィンなどマリンレジャーの最中に海浜事故にあった人が881人(同89人増)、このうちの死者・行方不明者数が318人(同34人増)に達していたことが、19年3月13日付けの海上保安庁の発表であきらかになった。同庁によれば、プレジャーボートの事故の原因は、機関取扱い不良139隻(同23隻減)、周囲に対する見張り不十分の138隻(同3隻増)と人為的要因によるものが1、2位を占め、マリンレジャーに伴う海浜事故の原因についても、知識・技能不足(遊泳、サーフィン、ボードセーリング、スキューバダイビングについての最多原因)、実施中の活動に対する不注意(釣りについての最多原因)、気象・海象への注意不足など、安易な判断や基本的知識・技能の欠如によるものが目立った。
なお、船舶運用中の事故にあった船舶のうち、救助された船は82.5%(注1)、マリンレジャーの最中に事故にあった人で救助された人数の割合は約59.8%(473人。うち海上保安庁の関与があったものは453人)だった。【海上保安庁】
(注1)プレジャーボートに限らず運用中に事故にあった船舶全体についての数字。