新たに１０農薬を追加予定　ゴルフ場農薬指導指針改定案への意見を募集

【水･土壌環境 水質汚濁】 【掲載日】2001.10.09 【情報源】環境省／2001.10.09 発表

　環境省は「ゴルフ場で使用される農薬による水質汚濁防止に係る暫定指導指針」の対象農薬として、新たに１０農薬を追加するにあたり、一般から意見を募集している。
　この指針は、ゴルフ場周辺の水質汚濁を防止するため、ゴルフ場で使用される農薬について水質調査の実施やゴルフ場の排水溝の農薬濃度目標（指針値）を定めているもの。
　平成２年５月の指針制定以来、順次見直しがされており、これまで３５農薬が対象農薬となっているが、現行の指針値設定後４年が経過し、農薬使用の傾向が変化していることなどから、同省では追加対象農薬の原案を作成し、平成１３年７月に中央環境審議会土壌農薬部会での審議を行っていた。
　今回追加された農薬は殺虫剤のエトフェンプロックス、チオジカルブ、殺菌剤のアゾキシストロビン、イミノクタジン酢酸塩、プロピコナゾール、ホセチル、ポリカーバメート、除草剤のシデュロン、ハロスルフロンメチル、フラザスルフロンの１０農薬で、それぞれ指針値の案が示されている。
　なお、意見募集の締切りは平成１３年１１月９日（必着）。【環境省】