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環境ニュース[国内]

組換え植物由来食品の安全性評価実施ガイドライン2附属文書の作業部会設置 コーデックス委員会バイオテク応用食品特別部会第6回会議

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2006.12.04 【情報源】厚生労働省/2006.12.01 発表

 2006年11月27日から12月1日まで、千葉市の幕張メッセ国際会議場(千葉県千葉市)で、コーデックス委員会(注1)バイオテクノロジー応用食品特別部会第6回会議が開催された。
 今回の会議では、05年開催の第5回会議で策定が合意された「組換えDNA動物由来食品の安全性評価の実施に関するガイドライン」原案や、「組換えDNA植物由来食品の安全性評価の実施に関するガイドライン」の附属文書原案「栄養又は健康に資する組換えDNA植物由来食品」などが検討された。
 このうち、「組換えDNA動物由来食品の安全性評価の実施に関するガイドライン」原案については、コーデックス食品規格作成の審議過程として定められている8段階(注2)のうち4段階めである「部会での規格原案検討」にとどめること、ただし07年はじめにFAO/WHO専門家会議で検討される、原案中の「抗生物質耐性マーカー遺伝子の利用」に関する条項についてのみ、別に加盟各国への意見要請(8段階中3段階目の提案原案への意見要請)を行い、次回会合で集中審議することが合意された。
 また「組換えDNA植物由来食品の安全性評価の実施に関するガイドライン」の附属文書原案「栄養又は健康に資する組換えDNA植物由来食品」についてカナダを議長とする作業部会を改めて設置し、07年4月にオタワでこの作業部会を開催することが決まった。
 なお「組換えDNA植物由来食品の安全性評価の実施に関するガイドライン」については、米国が食品中に組換えDNA植物が低レベルで存在する場合の安全性評価についての付属文書「組換えDNA植物の低レベルの存在」の策定を新規に提案。
 米国、ドイツ、タイを共同議長とする作業部会を設置し、議論が行われることが合意された。ただしこの作業は、07年7月に行われる第30回コーデックス総会での承認を経て、正式に開始されることになる。

(注1)FAO/WHO合同食品規格委員会のこと。同委員会は消費者の健康保護、公正な食品貿易を推進することを目的とした機関。
(注2)コーデックス食品規格作成にあたっては、(1)総会が規格作成を決定する、(2)事務局が規格原案の手配をする、(3)提案原案について各国の意見を求める、(4)部会が規格原案を検討する、(5)規格原案について各国の意見を求め、その意見にもとづき、総会が規格原案採択を検討する、(6)規格案について各国の意見を求める、(7)部会が規格案を検討する、(8)規格案について各国の意見を求め、その意見にもとづき、総会が規格案を検討し、コーデックス規格として採択する−−の全8段階を経ることが必要。【厚生労働省】

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