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環境ニュース[国内]

コウチュウ目害虫への抵抗性を持つトウモロコシなど3種 拡散防止策をとらない使用承認への意見募集開始

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2006.11.21 【情報源】環境省/2006.11.21 発表

 環境省と農林水産省は遺伝子組換え生物を環境中への拡散防止策をとらないで使用する(カルタヘナ法の第1種使用に該当する)事例の承認申請が3件提出されたことから、これらの事例の承認について、平成18年12月21日まで意見を募集することにした。
 カルタヘナ法では、第1種使用を行う場合に、主務大臣が学識経験者の意見を参考としながら、生物多様性への影響の度合いを判断し使用承認の可否を決定することになっている。
 今回意見募集を行う事例は、日本モンサント(株)が申請した、(1)チョウ目害虫抵抗性と除草剤グルホシネートへの耐性を持つトウモロコシ(cry1Ac, bar, Zea mays subsp. mays (L.) Iltis) (DBT418, OECD UI: DKB-89614-9) 、シンジェンタジャパン(株)が申請した(2)コウチュウ目害虫への抵抗性を持つトウモロコシ(改変cry3Aa2, Zea mays subsp. mays (L) Iltis)(MIR604, OECD UI: SYN-IR604-5) 、バイエルクロップサイエンス(株)が申請した(3)除草剤グルホシネート耐性とチョウ目害虫への抵抗性を持つワタ(改変bar, 改変cry1Ac,cry2Ab, Gossypium hirsutum L.)(LLCotton25×15985, OECD UI:ACS-GH001-3× MON-15985-7)。
 学識経験者からの意見聴取の結果では、いずれも生物多様性への影響がないとされており、環境省と農林水産省では今回の意見募集結果で問題がみつからなければ、基本的に使用を承認する方針。
 意見は郵送、FAX、電子メール(または専用の意見募集フォーム)により受付けている。宛先は環境省自然環境局野生生物課外来生物対策室(住所:〒100−8975東京都千代田区霞が関1−2−2、FAX番号:03−3504−2175、電子メールアドレス:bch@env.go.jp)。【環境省】

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