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環境ニュース[国内]

18年度田園自然再生活動コンクールの受賞団体決定 NPO法人シナイモツゴ郷の会が農林水産大臣賞に

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2006.11.15 【情報源】農林水産省/2006.11.15 発表

 農林水産省、(社)農村環境整備センターが主催する「平成18年度田園自然再生活動コンクール」の受賞団体が18年11月15日までに決まった。
 農業は農作物の生産という機能のほかに、田んぼや水路、ため池などにさまざまな生きものを育み、農村の自然を形成する機能をあわせもっている。
 このコンクールは農業・農村がもつ豊かな自然の保全・再生をめざして農家と地域住民、NPOなどが協力して行っている優れた取組みを表彰し、その成果を広く紹介することによって、農村地域の自然環境に対する理解を広めることが目的。
 応募された31道府県57事例の中から選ばれたのは、農林水産大臣賞がNPO法人シナイモツゴ郷(さと)の会(宮城県大崎市)、農村振興局長賞が阿東町土地改良区・阿東町立嘉年(かね)小学校・嘉年ゆめ倶楽部(山口県阿東町)、自然環境局長賞が北御牧(きたみまき)のオオルリシジミを守る会(長野県東御(とうみ)市)、朝日新聞社賞が別俣地区コミュニティ振興協議会(新潟県柏崎市)、子どもと生きもの賞が北庄(きたしょう)中央棚田天然米生産組合(岡山県久米南(くめなん)町)、パートナーシップ賞がブナの実21(山形県舟形町)、オーライ!ニッポン賞が桜宮自然公園をつくる会(千葉県多古町)。また審査員特別賞である美しい郷と営み賞には、尾木場(おこば)地区めだかの里保全委員会(鹿児島県日置市)が選ばれた。
 なお農林水産大臣賞に選ばれたNPO法人シナイモツゴ郷の会では、環境省の「日本の重要湿地500」に選ばれたため池での外来魚の駆除、在来魚の簡単な繁殖技術の確立と普及、環境に配慮した営農を行う営農組合と連携しての絶滅危惧種・シナイモツゴ生息池の監視、池干しなどを実施している。
 受賞団体の表彰、活動報告などは19年1月26日・27日に東京・参宮橋の国立オリンピック記念青少年総合センターで実施される予定。【農林水産省】

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