一般財団法人環境イノベーション情報機構
船舶版アイドリングストップ 竹芝ふ頭で実験、竹芝客船ターミナルでPR展示を実施
【大気環境 交通問題】 【掲載日】2006.11.01 【情報源】国土交通省/2006.11.01 発表
国土交通省は平成18年11月1日、東京港の竹芝ふ頭で実施する船舶のアイドリングストップ実験の報道関係者を対象とした公開日を11月8日とすることをあきらかにした。
船舶のアイドリングストップとは、船内照明や空調など、接岸中の船舶が必要とする電力を陸上から供給し、船内エンジンから排出されるCO2、NOx、SOxなど削減するもの。
港湾の温暖化・大気汚染対策の有効な施策の1つとされており、日本国内の全ての内航船がこのようなアイドリングストップを実施した場合、東京ドーム約400個分に相当する年100万トン程度のCO2が削減できる可能性があるという。
今回の実験は、東海汽船(株)所有の貨客船「さるびあ丸」を使い、(1)船内発電を陸上からの電力供給に切り替える接続実験、(2)船舶版アイドリングストップによる大気環境改善効果を検証するための実験船からの排出ガス測定、騒音調査−−を行う。
また実験の内容を広く理解してもらうことを目的として、東京港竹芝客船ターミナルで船舶版アイドリングストップの仕組み、大気環境改善効果についての展示を実施する。展示期間は11月初旬から中旬までの予定。【国土交通省】