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環境ニュース[国内]

火力発電所・扇島パワーステーションの環境アセス準備書に対し環境大臣意見を送付

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2006.10.18 【情報源】環境省/2006.10.16 発表

 環境省は、(株)扇島パワーが計画している扇島パワーステーション(神奈川県横浜市)建設に関する環境影響評価準備書に対する環境大臣意見をまとめ、平成18年10月16日付けで経済産業大臣に提出した。
 扇島パワーステーションの建設計画は、40.71万キロワットのガスタービン及び汽力(注1)による火力発電施設3基を、22年12月までに整備するもの。
 火力発電の中では環境負荷の低い天然ガスを燃料とし、また、現時点で最高レベルの発電効率を持つコンバインドサイクル発電システムを採用するなどの環境配慮を行っているとしている。
 今回の環境大臣意見は、建設場所の周辺に長期にわたり対策が講じられてきたにもかかわらず、二酸化窒素大気環境基準を達成していない地点があること、最大限の二酸化炭素排出量低減が必要な大規模発電所であることを踏まえ、(1)設備の運転管理・維持管理徹底により、施設の稼働に伴い排出される窒素酸化物濃度を国内最低レベルに抑制し続けること、(2)発電効率を高く維持し、単位発電量あたりの二酸化炭素排出量をより一層低減すること−−を求めた。
 なお事業者である(株)扇島パワーに対しては、経済産業大臣から環境大臣意見も踏まえた意見が述べられることになる。

(注1)燃料を燃やした熱で水を蒸気に変え、その蒸気の力でタービンを作動させ発電する方法。【環境省】

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