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環境ニュース[国内]

近畿圏の自然環境保全・再生・創出・活用の方向性示す「グランドデザイン」を公表

自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2006.08.09 【情報源】国土交通省/2006.08.09 発表

 国土交通省は関係省庁や府県市と協力しながら近畿圏で自然環境の保全、再生、創出、活用に取組んでいくための方向性を示した「近畿圏の都市環境インフラのグランドデザイン」を平成18年8月9日までにまとめた。
 この「グランドデザイン」は(1)近畿圏の自然環境に関して「生物多様性の向上」、「人と自然のふれあいの確保」、「安全性の向上」、「快適な環境の形成」の4点を基本目標として設定するとともに、(2)関係主体が共有すべき目標像としての近畿圏での都市環境インフラの将来像を提示。さらに(3)将来像の実現に向けて取り組むべき施策や多様な主体の役割分担を示す「行動方針」をまとめている。
 このうち、近畿圏での都市環境インフラの将来像の中では、近畿圏の自然環境づくりのテーマを「山・里・海をつなぐ人と自然のネットワーク」とすること、(1)六甲山系から北摂・金剛生駒・和泉葛城山系、大和青垣、吉野の山麓地など緑の骨格を形成する地域でのまとまりのある自然環境の保全・再生、(2)開発にさらされる都市周辺地域での自然環境の保全・再生とネットワーク化による分断の解消、(3)既成市街地での再生・創出による自然環境の量的確保とネットワーク化、(4)河川・ため池・湿地などの再生・創出とネットワーク化、(5)干潟・海浜などの再生・創出と湾岸部のネットワーク化−−の5点を水と緑のネットワーク形成の方向性とすること−−などが示されている。
 また「行動方針」は、「山地森林地域」、「丘陵農地・森林地域」、「台地田園地域」、「低地田園地域」、「都市周辺地域」、「既成都市地域」、「河川・湿地等水系」、「沿岸・浅海域」の8つの地域別と、「大和川水系」、「淀川水系」、「武庫川水系」、「泉南の河川群」、「六甲山系の河川群」の5流域別に分けた「地域別行動方針」および、「各地域・流域共通の都市環境インフラ整備に向けた行動方針」、「各主体の役割と連携」がまとめられている。【国土交通省】

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