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環境ニュース[国内]

「ヒートアイランド対策に有効」 汐留地区での下水再生水路面散水実験結果

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2006.07.21 【情報源】国土交通省/2006.07.21 発表

 国土交通省は平成18年7月21日、同省が国土技術政策総合研究所と共同で実施した、東京・汐留地区での下水再生水の路面散水実験の結果を公表した。
 この実験は、東京都から散水施設の提供、技術的助言を受けて、17年8月1日から9月22日にかけて実施されたもの。
 高度処理した下水再生水を保水性舗装に散水した結果、散水した区間は散水しなかった区間より、路面温度が日中で8℃(46℃→38℃)、夜間で3℃程度(31℃→28℃)低下し、緑被化された中央分離帯と同程度の温度となったほか、散水箇所周辺の気温や熱中症指標(WBGT)も低減する傾向が確認された。
 また散水時間を変えた調査結果では、夕方の散水による路面温度低減効果が翌朝まで持続することも明らかになった。
 なお国土交通省はこの結果について、「下水再生水の路面散水はヒートアイランド対策として有効」とする評価を示すとともに、ヒートアイランド対策として下水再生水の路面散水推進策を今後検討していくことをあきらかにしている。【国土交通省】

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