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環境ニュース[国内]

地下水や地中熱を利活用したヒートアイランド対策技術3件を採択 効果や環境影響など調査へ

環境一般 調査/研究】 【掲載日】2006.06.12 【情報源】環境省/2006.06.12 発表

 地下湧水や地中熱を利活用したヒートアイランド対策の効果の把握と、対策実施による地下水・地盤環境への環境影響への評価を行う実証事業を平成18年度に実施する方針の環境省は、実証対象になる3種のヒートアイランド対策を18年6月12日までに決定した。
 ヒートアイランド対策で水を活用することについては、16年3月に決定した「ヒートアイランド対策大綱」にも盛り込まれており、水源として地下湧水を利活用することが注目されている。
 ただし、地下湧水利活用にあたっては、地下水の状況や地盤沈下の発生に配慮する必要があり、また、ヒートポンプなどで地中熱を熱源として利用する場合にも、現在十分に把握されていない、地盤環境への影響について知見を収集する必要がある。
 今回の採択されたのは、(1)「地中熱利用冷暖房システム稼働に伴う地盤環境・地下環境への影響評価(九州大学大学院工学研究院資源システム工学部門)」、(2)「大阪府立国際児童文学館地中熱ヒートポンプシステム実証事業(財団法人大阪府みどり公社)」、(3)「地下水を活用した地表面散水の効果検証、地下水・地盤環境への影響評価検討事業(財団法人大阪府みどり公社)」で、(1)(2)が「地中熱利用型」技術、(3)が「地下湧水活用型」技術。
 これら採択事業の観測や評価のために必要な費用については、1,300万円を上限として、環境省が助成を行う。【環境省】

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