一般財団法人環境イノベーション情報機構
土地改良事業計画設計基準・計画「ほ場整備(畑)」改定案への意見募集結果を公表
【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2006.03.20 【情報源】農林水産省/2006.03.17 発表
農林水産省は平成18年1月4日から2月3日まで実施していた、土地改良事業計画設計基準・計画「ほ場整備(畑)」の改定案に対する意見募集結果をまとめ、18年3月17日に発表した。この基準は、土地改良法に基づくほ場整備事業のうち、畑に関する土地改良事業計画作成に必要な調査計画手法の基本的事項を定めたもので、今回の改定案は11年に制定された食料・農業・農村基本法や、13年度に改正された土地改良法に、地域の環境との調和に配慮することが盛り込まれたことなどに対応して作成された。
これまで規範的事項と参考的事項が混在していた内容を、「基準本文(事務次官通知)」、「基準の運用(農村振興局長通知)」、「基準・運用の解説」、「技術書」の4つに再編したほか、基準本文に、担い手の育成に寄与するための事項、環境との調和に配慮した事業実施−−を明記した。
公表内容によると、30件の意見が意見募集期間中に寄せられ、意見にはたとえば、「参考資料『8.舗装』の項目に、『その他の舗装』として再生材や環境保全型舗装の採用を検討する記述が欲しい」との内容があり、これに対しては「土地改良事業計画設計基準・設計『農道』技術書『6.8再生舗装』を関連基準として示し、再生材や環境保全型舗装に関する内容を追記する」との考えが示されている。【農林水産省】