一般財団法人環境イノベーション情報機構
カルタヘナ議定書第3回締約国会議がブラジルで開催へ
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2006.03.10 【情報源】環境省/2006.03.10 発表
2006年3月13日から17日まで、ブラジルのクリチバで、カルタヘナ議定書第3回締約国会議が開催される。カルタヘナ議定書は遺伝子組換え生物の貿易による生物多様性保全への悪影響を防止するため、組換え生物の取扱いについての国際的な枠組みを規定した議定書。03年9月に発効し、日本は同年11月に批准。06年3月7日現在の締約国は131か国・ECに及ぶ。
第3回締約国会議では、(1)バイオセーフティに関する情報交換センター(Biosafety Clearing-House:BCH)の活動内容、(2)組換え生物の取扱い、輸送、包装、表示の詳細要件、基準、(3)リスク評価・リスク管理に関する追加的ガイドラインの必要性、(4)議定書実施のための補助機関、(5)議定書の実施に関する国別中間報告書(注1)、(6)議定書の有効性の評価に関する作業手順−−などが議題となる予定。
(注1)04年2月に開催された議定書第1回締約国会議で、各締約国の議定書の履行状況報告を4年ごとにまとめることとともに、その中間報告を議定書発効の2年後に行うことが決議された。【環境省】