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環境ニュース[国内]

フラボノイド生合成経路を改変したバラなど4種 拡散防止策をとらない使用承認への意見募集開始

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2006.03.10 【情報源】環境省/2006.03.10 発表

 環境省と農林水産省は遺伝子組換え生物を環境中への拡散防止策をとらないで使用する(カルタヘナ法の第1種使用に該当する)事例の承認申請が4件提出されたことから、これらの事例の承認について、平成18年4月10日まで意見を募集することにした。
 カルタヘナ法では、第1種使用を行う場合に、主務大臣が学識経験者の意見を参考としながら、生物多様性への影響の度合いを判断し使用承認の可否を決定することになっている。
 今回、意見募集を行う事例はサントリー(株)がフラボノイド(注1)生合成経路を改変したバラ(F3’5’H, 5AT, Rosa hybrida )(WKS82/130-4-1, OECD UI: IFD-52401-4)と(F3’5’H, 5AT, Rosa hybrida )(WKS82/130-9-1, OECD UI: IFD-52401-9)、日本モンサント(株)が申請した除草剤グリホサートへの耐性を持つダイズ(cp4 epsps, Glycine max (L.) Merr. )(MON89788, OECD UI: MON-89788-1)と、チョウ目害虫抵抗性を持つトウモロコシ(cry1A.105, cry2Ab2, Zea mays subsp. mays (L.) Iltis )
(MON89034)。
 学識経験者からの意見聴取の結果では、いずれも生物多様性への影響がないとされており、環境省と農林水産省では今回の意見募集結果で問題がみつからなければ、基本的に使用を承認する方針。
 意見は郵送、FAX、電子メール(または専用の意見募集フォーム)により受付けている。宛先は環境省自然環境局野生生物課(住所:〒100−8975東京都千代田区霞ヶ関1−2−2、FAX番号:03−3581−7090、電子メールアドレス:bch@env.go.jp)。
 
(注1)植物に広く含まれる色素成分、ポリフェノール混合物群の総称。黄色から青までのさまざま色の発色に関係している。【環境省】

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