一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

拡散防止策なしで遺伝子組換え生物の栽培実験を行う場合の実験指針改定案への意見募集開始

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2005.12.27 【情報源】農林水産省/2005.12.26 発表

 農林水産技術会議は平成17年12月26日、農林水産省所管の独立行政法人が環境中への拡散防止策をとらないで実施する(カルタヘナ法の第1種使用に該当する)遺伝子組換え作物栽培実験の指針改定案を公表し、この案について18年1月24日まで意見募集を行うことにした。
 農林水産省では、所管の独立行政法人が実施する遺伝子組換え作物の栽培実験について、交雑防止措置や情報提供などを定めた「栽培実験指針」を16年2月に策定。遵守するよう指導を行ってきた。 
 今回の改定は16年度に独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構東北農業研究センターが行った、イネの花粉飛散実験と交雑に関する調査で、「25.5メートル離れたイネ品種の間で交雑種子が確認された」という結果が報告されたことを踏まえ、栽培場所の距離を隔てる交雑防止措置を行う場合に、その距離を現在の20メートル以上から30メートル以上に延長する−−としたほか、農林水産技術会議事務局による各研究所の交雑防止措置・情報提供活動実施状況確認の新規追加、第1種使用規程承認作物であるテンサイ、パパイヤの指針別表への追加と同種栽培作物の決定−−を盛り込んでいる。
 意見は郵送、FAX、専用サイトで受付けている。宛先は農林水産省農林水産技術会議事務局技術安全課推進班(住所:〒100−8950東京都千代田区霞が関1−2−1、FAX番号:03−3502−4028)。【農林水産省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク