一般財団法人環境イノベーション情報機構
志布志港で再々度、安全性未確認の組換えトウモロコシ検出 国内10例め
【自然環境 生物多様性】 【掲載日】2005.08.25 【情報源】農林水産省/2005.08.24 発表
鹿児島県志布志港に2005年8月8日に荷揚げされた米国産飼料用トウモロコシから、安全性未確認の遺伝子組換えトウモロコシ検出が確認されたことが05年8月24日までに判明した。この組換えトウモロコシは、米国企業が開発し、特定の害虫を死なせる性質を持っている「Bt10」。01年から04年にかけ、米国で最大のべ1万5,000ヘクタールの畑で誤って栽培されたおそれがあることが、05年3月に米大使館から農水省に報告されている。
その後、05年5月から8月8日までに国内7港に荷揚げされた米国産飼料用トウモロコシから、「Bt10」の検出が確認されており、うち苫小牧港では2度、志布志港では今回も含め3度「Bt10」が検出されている。
今回の事例は国内全体では10例めで、「Bt10」陽性反応が出たトウモロコシは460トン。ただし輸入通関前のものであり、飼料として国内に流通することはないという。【農林水産省】