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環境ニュース[国内]

国際海洋法裁判所裁判官に前駐米大使・柳井俊二氏が選出

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2005.06.23 【情報源】外務省/2005.06.23 発表

 ニューヨークで開催されている国連海洋法条約締約国会合の中で2005年6月22日に、国際海洋法裁判所(ITLOS)裁判官選挙が実施され、日本の候補である柳井俊二氏(中央大学法学部教授、前駐米大使)が裁判官に選出された。
 国際海洋法裁判所は、国連海洋法条約に基づき1996年にドイツ・ハンブルクに設立された機関。
 日本とのかかわりとしては、みまみまぐろ保存委員会が膠着状態にあった98年と99年に、日本が資源量データをとるために自主的に実施したみまみまぐろ調査漁獲について、オーストラリアとニュージーランドの要請にもとづき、同裁判所が99年8月に日本に調査漁獲の即時停止を求める仮保全措置命令を出したことがある。
 ただし、この仮保全措置命令は、この問題が提訴された仲裁裁判所によって00年8月、「本来みまみまぐろ保存委員会の問題であり、国連海洋法条約を扱うべき国際海洋法裁判所が管轄権を持たない」との判断を下し、無効となっている。
 21名の裁判官の任期は9年で、3年ごとに7名ずつ改選が行われる。
当選には有効投票総数の3分の2を獲得する必要があり、柳井氏は締約国148か国中、113票を獲得。アジアではほかに、韓国のパク裁判官が柳井氏と共に当選を果たした。【外務省】

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