一般財団法人環境イノベーション情報機構
公共工事に活用できる環境、防災・安全技術などの公募を開始
【環境一般 調査/研究】 【掲載日】2005.06.01 【情報源】国土交通省/2005.05.31 発表
国土交通省は公共工事に活用できる環境、防災・安全技術などの公募を平成17年5月31日から随時開始することにした。今回の公募は新技術情報の収集・評価・提供を行っている同省の「公共工事における技術活用システム(NETIS)」のうち、17年度4月から運用が試行的に開始された「テーマ設定技術募集方式」の「推奨技術選定」事業に関するもの。
「テーマ設定技術募集方式」の「推奨技術選定」事業は、公共工事の現場のニーズに応じたテーマをあらかじめ設定し、そのテーマに沿った技術を公募、選定。選定された技術を公表し推奨する事業。
17年度のテーマとしては「環境技術」、「防災・安全技術」、「社会の基盤となる公共施設の診断、解体、再生技術」、「コスト縮減・省力化などその他の技術」−−の4テーマが設定されており、「環境技術」には資源の循環・有効活用、省エネルギー、水・物質循環の健全化、都市環境改善、自然創出、良好な景観の創出−−などの内容が含まれている。
応募資格があるのは、「応募技術を中心となって開発し、事業実施や製品製造・納入に必要な権利・能力を持つ個人または民間法人」。
応募された技術については、国土交通省職員や学識経験者から構成される「新技術活用評価委員会」が、公募テーマへの適合性や公共工事での活用可能性、経済性、工期、品質、安全性、施工性、環境保全性能などを評価した上で選定技術を決定する。評価は応募から原則6か月以内に随時実施される。
なお選定された技術は「公共工事における技術活用システム」などに公表されるほか、国土交通省の直轄工事の現場での技術が活用される予定。【国土交通省】