一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ環境保護庁、コミュニティ主導型気候汚染削減事業に43億ドル助成
【大気環境 その他(大気環境)】 【掲載日】2024.08.07 【情報源】アメリカ/2024.07.22 発表
アメリカ環境保護庁(EPA)は、気候汚染・大気汚染対策、環境正義の実現、クリーンエネルギー転換を進めるための気候汚染削減助成金(CPRG)総額 43億 ドルの助成対象を発表した。州・先住民・自治体やその連合体などからの申請 約 300件 から 25件 が選ばれた。
25件の取組で削減されるCO2は 2050年 までに 9億 7,100万 トン、500万 世帯がエネルギー消費で排出するCO2の 25年分 にあたる。
助成対象には次のようなものがある。
・森林管理を改善、林野火災の緩和、土壌の健全性向上、農業汚染の削減を図る取組(モンタナ州)
・気候スマートな精密農業の採用、畜産廃棄物の削減、事業施設や低所得世帯の省エネ促進、太陽光・電気灌漑用井戸の展開のための取組(ネブラスカ州)
・州間道95号線沿いの貨物用電気自動車充電インフラ整備プロジェクト(クリーン回廊連合)
・自然・生産農地の炭素貯留能力強化など自然による排出削減取組(大西洋沿岸州保護連合)
・住宅用熱源のヒートポンプ転換促進取組(アラスカ州沿岸部コミュニティ)
【アメリカ環境保護庁】