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環境ニュース[海外]

ドイツ 2022年の大気汚染測定暫定結果を公表

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2023.03.03 【情報源】ドイツ/2023.02.13 発表

ドイツ連邦環境庁(UBA)は、2021年における国内の大気汚染測定値暫定結果を公表した。二酸化窒素(NO2)の年間平均上限値40µg/m3を超えたのはミュンヘンとエッセンにある交通要所に近い測定地2ヶ所のみであった。この結果を受け、メスナー連邦環境庁長官は、「近年続いていたポジティブな状況は2022年も継続したものの、粒子状物質と二酸化窒素の現行の規制値は20年以上前に設定されたものであり、大気汚染による健康への影響に関する科学的知見に対応していないことを考慮しなければならない。欧州委員会は大気質指令を改正し、世界保健機関(WHO)が定めた大気質基準値により近い、より厳しい上限値の設定を提案している」と述べた。粒子状物質(PM10およびPM2.5)の上限値の遵守はドイツ全体では再び達成されたものの、42%の測定地で粒子状物質(PM10)の年間平均値が世界保健機関の基準値を上回り、約200カ所ある測定地のほぼ全て(99.5%)で微小粒子状物質(PM2.5)の年間平均値は世界保健機関の基準値を上回った。また、夏の熱波にもかかわらず、2022年のオゾン汚染は例年と比較し平均的であったものの世界保健機関の大気汚染基準値は未達成となった。
【ドイツ連邦環境庁】

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