一般財団法人環境イノベーション情報機構
アメリカ海洋大気庁、2024年のハリケーンシーズンは活発さを維持と予測
【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2024.08.26 【情報源】アメリカ/2024.08.08 発表
アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、2024年のハリケーンシーズン(6月1日〜11月30日)について、シーズン最盛期直前の見通しを公表した。これによると、2024年の大西洋ハリケーンシーズンは引き続き非常に活発で、命名暴風雨の発生数が平年以上になる確率は 90% と見込まれる。
北大西洋の平均海面水温が記録的な高さとなっていること(大西洋数十年規模振動の影響)、及び今後数ヶ月のうちにラニーニャ現象が発生する可能性があることが主な要因だという。
発生する命名暴風雨は 17〜24個(風速 約17m/s 以上)と予測されており、そのうち 8〜13個 がハリケーン(同 約33m/s 以上)に、さらにこのうちの 4〜7個 が非常に強いハリケーン(同 約50m/s 以上)に発達する可能性がある。現在「平年」の基準になっている 1991〜2020年 の命名暴風雨の発生数は、シーズン平均 14個 だという。
今回の予測は、シーズン前の 5月 に発表された予測とほぼ変わらない。
なお、現時点で 4つ の命名暴風雨(熱帯低気圧 2個 とハリケーン 2個 )が発生済である。
【アメリカ海洋大気庁】