一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

2023年版「海洋観測システム報告カード」、熱波、海上の安全、海草の保護における観測体制の重要性を指摘

地球環境 その他(地球環境)】 【掲載日】2023.11.14 【情報源】研究機関/2023.10.27 発表

世界気象機関(WMO)は、世界の海洋の変化を監視・予測するための国際プログラム「全球海洋観測システム(GOOS)」が観測体制の現状を報告する「海洋観測システム報告カード2023」を紹介した。2023年版は、海洋熱波、海上の安全、海草の保護における観測体制の役割を検証し、観測と情報提供のため今後いっそうの体制整備が必要としている。
1)海洋熱波:2022年は、ラニーニャ現象の冷却効果にもかかわらず、世界の海洋の58%が1回以上熱波に襲われた。2023年6月の大西洋北東部の熱波にみるとおり、今後エルニーニョ現象の発達に伴う海洋熱波の増悪が考えられる。
2)海上の安全:予報技術は近年向上したが、悪天候による船舶、積み荷、人命の被害は続いており、適時で正確な気象海象警報・予報の提供が必要とされている。
3)海草の保護:海草は生態系の一部として海洋の健康度を示し、炭素貯蔵、食料等環境・生活上も重要である。海草は観測の重要要素として必須海洋係数とされているが、所在が広大な面積にわたり観測は不十分である。
世界気象機関

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク