UNEPと経済協力機構（ECO）が環境保全の強化に関する協定に調印

【地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2004.09.03 【情報源】国連／2004.08.18 発表

　UNEPと、テヘランに本部がある経済協力機構（ECO）との間で、環境保全の強化に関する協定が交わされた。
　ECOは、イラン、パキスタン及びトルコ政府によって設立された地域的な政府間団体で、環境分野の地域協力も含め、加盟国の社会経済的発展を促進することを目的としている。現在は上記国に加え、アフガニスタン、アゼルバイジャン、カザフスタン、キルギス、タジキスタン、トルクメニスタン及びウズベキスタン政府も参加している。
　協定では、UNEPの太陽光・風力エネルギー源アセスメント事業による再生可能エネルギーの利用の促進、環境法制定の強化、環境教育及びトレーニング・プログラムの拡大、さらに環境に配慮したエコツアー開発の促進、環境モニタリング・アセスメントの改善に関して、協働が可能と思われる活動が挙げられている。また、覚書では、科学者と政策立案者間の連携強化の可能性、及び、UNEPと中央アジア政府によって、近年、策定された中央アジア地域環境行動計画についても盛り込まれている。【ＵＮＥＰ】