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環境ニュース[海外]

2000年の大気状況は過去8年で最高

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】イギリス/2001.01.14 発表

 イギリス環境大臣は、1月14日、2000年の大気環境指標(Air Quality Indecator)の状況について発表。2000年の大気状況は、特に都市部において、計測が始まって以来最も良好であったことが明らかになった。大気環境指標は、粒子状物質、オゾン、SO2、NO2、COの5項目について、国の大気環境基準を超えた日数を計測するもの。
 この5物質のうち一つでも国の環境基準を超えた日数は、都市部では年間17日にとどまり、1998年の23日、1999年の30日と比べても大幅に減少している。なお、都市部で基準をオーバーした項目は、オゾン、粒子状物質及びSO2である。一方、地方で環境基準を超えた日数は年間25日で、その主な原因はオゾンであった。
 大気環境指標は、イギリス政府の「持続可能な開発主要指標」(headline indicators of sustainable development)の一つ。健康、野生生物、雇用、住宅建設など他の指標項目(約130)と併せて、持続可能な開発の意味やその達成状況を国民に伝えるために活用されている。
 イギリス環境大臣は、併せて、大気汚染情報の提供方法を改善するためのコンサルテーション・ペーパーを公表し、意見募集を始めた。イギリスでは、現在、主要な大気汚染物質について、1時間ごと、地域ごとの状況を、電話、FAX、Email、インターネットなどを通じて提供している。このシステムについて、汚染状況のランク分けを細かくする(4段階→10段階)、健康に関する情報を充実するなどの改革を行うことが提案されている。【イギリス環境・運輸・地域省】

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