小型鯨類・イルカの混獲削減のためのEU規制を歓迎

　3月23日、EU加盟国が農業・漁業閣僚理事会において、小型鯨類・イルカの混獲削減のための規則を採択したのを受けて、イギリスのブラッドショー漁業大臣は、「本日の決定は、重要なステップであり、イギリスがリードしてきた方向を追随するものである」と述べ、歓迎の意を表した。
　EUの規則は、北海、ケルト海などで固定器具を使用する、12m以上の船舶に対し、音響装置の設置を義務付けるもの。これに対して、ブラッドショー漁業大臣は、12m以下の船を例外とすべきではない　と述べた。今回の規則では、15m以下の船舶について、音響装置をつけた際の効果をモニタリングするパイロット事業が行われることとなっている。2008年には、この事業の結果、その他加盟国からの情報が集められ、規則の見直しが検討される。【イギリス環境・食糧・地方事業省】