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環境ニュース[海外]

EPA 執行及び遵守に関する2000年のデータ公表

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】アメリカ/2001.01.19 発表

 EPAは、1月19日、執行及び遵守の確保のための取組に関する2000年のデータを公表した。
EPAは特に大手企業の違反を是正することに高いプライオリティーを置いた。
 2000年中、EPAは合計6027件の民事・刑事・行政手続きを執行し、汚染除去やモニタリングの改善などのための要求額は、26億ドルに上った。また、民事・刑事の罰金として、汚染業者に要求された額は、2億2460万ドルに上った。民事刑事罰の数については、2000年はEPA史上3番目に高いものとなっている。
 民事執行手続きによって、9億500万ポンド(4億1100万kg)の汚染土壌及び沈殿物、1160万ポンド(526万kg)以上の重金属、2080万ポンド(943万kg)以上のPCB廃棄物などを削減することができたという。
 また、刑事手続きは477件に適用され、罰金総額は1億2200万ドルと、昨年の約2倍近くに上った。
 さらに、行政勧告も1763件、行政遵守命令は3,660件に及び、昨年の約2倍近い。行政命令のうち、1700件は飲料水に対する市民の「知る権利」を確保するためのものであった。
 なお、EPAはこれらの執行手続き以外にも、自発的に個人や企業が自らの違反を審査
し、正すためのプログラムを継続的に行っている。環境遵守を促進するためにウェブサイトを開設、インターネット上に「国家遵守支援センター(national Compliance Assistance Center )」を開設している。同センターは、双方向のコミュニケーションが可能で、昨年の利用を56%も上回る、約400,000件の利用があった。またホットラインやワークショップも開設され、手引きなども配布された。【EPA】

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