一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[海外]

ウバザメ保護を支援

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.04.10 【情報源】イギリス/2001.02.26 発表

 イギリス環境大臣は、世界的に絶滅のおそれがあるウバザメ(フカヒレの原料)の国際取引規制を強化するため、IUCN(国際自然保護連合)などに対し、215,000ポンド(2125万円)の支援を行うことを明らかにした。
 ウバザメは、繁殖率が低い上に、そのヒレ(フカヒレの原料)を目当てに乱獲されており、イギリス政府は一層の保護が必要だと懸念している。215,000ポンドのうち、70,000ポンド(1190万円)はIUCNの「種の存続委員会(Special Survival Commission)」のサメ専門家部会を支援するために用いられる。また、残り145,000ポンド(2465万円)は、ウバザメの個体数分布やその変化の分析、回復の支援を目的に、環境・漁業・養殖科学研究所(the Centre for Environment, Fisheries and Aquaculture Science)等に支出される。
 イギリス国内では、既に1998年からウバザメを保護の対象としており、生物多様性行動計画においても、一層の保護を要する生物としてリストアップしている。さらに、イギリス政府は、2002年11月に、チリで開催されるワシントン条約締約国会議において、ウバザメを同条約付属書IIIから付属書IIに格上げするよう求める方針である。【イギリス環境・運輸・地域省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク