アフリカ干ばつ会議、干ばつに対するリスク管理と回復力強化を宣言し閉幕

地球環境】 【掲載日】2016.09.08 【情報源】国連／2016.08.22 発表

　世界気象機関（WMO）は、ナミビアで開催されていた「アフリカ大陸の干ばつ事象に対する回復力強化」をテーマとするアフリカ干ばつ会議が、ウィントフック宣言の採択とともに閉幕したと報告した。ウィントフック宣言には、1）干ばつのリスク管理のための干ばつ政策およびガバナンス、2）干ばつのモニタリングおよび早期警戒、3）干ばつの脆弱性および影響評価、4）干ばつの緩和、備え、対応、5）情報管理と干ばつに関する意識向上、6）干ばつのリスク要因の削減、の6要素に沿った国レベルの干ばつ対策を提案する戦略的枠組みが含まれている。

　この会議は、2013年9月に開催された国際連合砂漠化対処条約（UNCCD）第11回締約国会議（COP11）に基づいており、WMOが2013年3月にジュネーブで開催した国家干ばつ政策に関するハイレベル会合を継承するもの。国際的およびアフリカの専門家が、干ばつモニタリング、干ばつへの備え、リスク管理、早期警戒システム、砂塵嵐、食料安全保障、革新的資金動員などに関するプレゼンテーションを行った。