欧州環境庁、欧州の新車CO2排出量は2014年もさらに減少と報告

【地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.12.09 【情報源】EU／2015.11.26 発表

　欧州環境庁（EEA）は、報告書「2014年の乗用車とバンのCO2排出量モニタリング」を公表し、欧州の新車からのCO2排出量は2014年もさらに減少したと報告した。報告書によると、域内で販売された乗用車の1キロメートル走行時のCO2排出量の平均は123.4グラムで、2015年までに達成することになっているEU目標130グラムを既に達成しているという。バンも、2014年の平均CO2排出量は169.1グラムで、2017年までの目標175グラムを既に達成している。EU目標の遵守状況をメーカーごとに設定された排出目標で検証すると、2014年にはほとんどのメーカーが個別の排出目標を達成したという。燃料効率については、2014年に販売された新車は、2013年より平均2.5％の改善が見られた。2014年の新車の販売台数は、乗用車が1250万台、バンが150万台となっており、乗用車の53％とバンの97％をディーゼル車が占めた。【欧州環境庁】