スウェーデン、2015年予算案で気候・エネルギー対策と自然保護を強化

エネルギー】 【掲載日】2014.11.07 【情報源】スウェーデン／2014.10.24 発表

　スウェーデン政府は、気候・エネルギー対策と自然保護を強化する2015年予算案を発表した。同国環境省の割当額は昨年比で約14億クローナ増の約99億クローナとなり、特に地方や地域でのエネルギー効率化や気候対策の推進、生物多様性や森林の保全を強化するという。予算案で示された環境関連の取組は下記の通りである。
・気候対策の3つの重要改革実施（排出量削減に向けた地方の気候投資への特別経済支援、2015年パリでの国連気候変動会議に向けたグリーン気候基金への拠出拡大等の国際協力、気候変動に伴う極端気象等への適応力向上に向けた地方自治体の対策強化）。
・太陽電池の導入に対する国庫補助の期間延長と拡大。
・森林と海洋環境の保護、生物種の保護と自然保護地域の管理向上、海洋・水環境の改善、および生物多様性に関する知見構築。
・再生可能エネルギーや省エネの推進を出発点とする長期的なエネルギー政策の合意を目的とした超党派委員会の設立。
・再生可能エネルギーを電源とした小規模自家発電を導入する民間人・企業の減税。
・海洋・水関連のモニタリング（飲料水、化学物質等）の改善と強化。
【スウェーデン環境省】