ＥＰＡ、消費者のためのクリーン・カー・ランキングを初めて公表

【大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.04.04 【情報源】アメリカ／2000.10.19 発表

　EPAは、10月19日、すべての新型車を排気ガスに基づいてランク付けしたデータを初めて公表した。
　このランキングは、EPAが毎年発行している燃費ランキングの大気汚染版である。
　EPAの新車排出ガイドのウェブ・サイトは、 http://www.epa.gov/autoemissions　で見ることができる。このサイトは、アメリカで販売されている、すべての2000年モデル及び2001年モデルの乗用車（ステーション・ワゴン、小型トラック、ミニバン、ライトバン、スポーツ・カーを含む）に関する汚染レベルを一覧にしている。
　ランキングは相対評価で、NOx及び炭化水素の排気管排出基準に基づき、０〜１０まで１１段階にランク分けされている。消費者は、車のモデルを選択し、他の車と比較してどの程度クリーンであるかを確認し、（消費者の）ニーズを満たす車の中で最もクリーンな車を選択することができる。
　今回、最もクリーンなレベル「１０」にランク付けされたのは、ニッサンのセントラ、トヨタのプリウス、ホンダのアコードの３車のみ（ただしこれらの車全てではなく、カリフォルニアの排出ガス規制に適合している種類のみ）
　なお、地球温暖化防止の観点からは、燃費も重要なファクターとなるが、燃費については、EPA及びエネルギー省の燃費ガイド(http://www.fueleconomy.gov)を参照のこと。 こちらでは、燃費、温室効果ガスの排出、そして、年間燃料コストの概算を比較することができる。【ＥＰＡ】