ルーマニア、ウクライナ、モルドバの洪水対策にEUが支援

　ルーマニア、モルドバ、ウクライナで発生した洪水に対し、欧州委員会及びEU加盟国は緊急かつ効果的な対応を求められている。
　7月下旬のカルパチア地方の大雨で、ルーマニアでは住宅約100軒が破壊され、モルドバでは7000人以上が避難するなど、下流の国々は大きな被害を受けている。
　EU加盟国はEU市民保護メカニズムを通じて支援を要請されており、ボート、ポンプ、発電機、浄水器、その他緊急用品が準備されている。
　EUのモニタリング情報センター（MIC）は、ウクライナ及びモルドバに、現場で救援活動を調整する専門家を派遣することにしている。さらに、欧州委員会の人道支援の専門家がウクライナのニーズを見積もっている。【欧州委員会環境総局】