中国　国家認証監督委が環境認証企業を検査

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2007.07.03 【情報源】中国／2007.01.25 発表

　2006年国家認証監督管理委員会は第3回環境管理体系認証企業の認証有効性検査を実施し、また関連認証機構の認証書類抽出検査を行った。検査結果によると、検査を受けた企業の全体的環境管理効果は顕著で、環境管理体系基準を満たしていた。
　同検査は、65の環境管理体系認証機構と316社の認証企業に及び、化学工業、紡織、印刷、電子など汚染問題の多い産業を重点的に選び、中小企業を主とし、その他環境リスク要素の高い企業を加えた。285社を実際に検査し、検査された認証企業への統計分析によると、認証企業の平均得点は84.2点、対応する認証書類審査の平均得点93.6点であった。
　検査により、多数の企業の環境法順守状況は良好で、意識的に自己監視または外部機関にモニタリングを依頼しており、基準順守状況もよい。大多数の企業は整った環境管理体系を整備し、自身の環境要素を認識して重要環境要素を管理できている。認証書類管理水準は顕著に高まり、実際検査した285の認証企業中、215企業が80点以上で、総数の75％を占めた。
　また一部の認証企業では問題も発見された。一部認証企業は関連の証明書類を提出していない、一部企業は現場の廃棄物と化学品の管理が不十分などである。同委員会は深刻な問題を持つ2機関を提訴調査し、問題が多い機関には書面で警告を与えた。【中国環境報】