一般財団法人環境イノベーション情報機構
中国 北京:食品安全指数を公表へ
【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2007.05.24 【情報源】中国/2006.01.12 発表
2006年、北京市では食品安全指数公開制度を作り、市内の各区県の食品安全状況を公開する。今後、市民は同指数を参考にして買う野菜の種類や買う野菜売り場を決めるようになる。同市工商局の担当者によると、同氏は今年年末までに全てのコミュニティと行政村に食品安全監察員を配置し、全ての生産基地、物流配送、市内搬入道路、卸売市場、スーパーなどに1.5万ヵ所以上の食品監察地点を設け、食品の種類別にリスク管理を実施する。また食品ごとに信用書類でその安全性を証明するように整備する。
このほか食品安全監視管理組織ネットワーク体系、食品安全情報モニタリング評価体系、食品安全信用監督管理体系の効果を発揮させ、食品安全警戒・即時対応体制を整備し、警戒能力と対応能力を高める。
食品安全指数は、各地区の1年または半年の米、面、穀物、油、肉類などを含む品質ランダム検査の結果に基づき、総合的科学分析により得られる食品安全評価データである。この数値は地区ごとに、法律執行部門のランダム検査、食品生産基地検査、小売業者自主検査、消費者意見の4分野で決められる。【中国環境報】