欧州委員会　スペインの国内割当計画を承認

　欧州委員会は、EU排出量取引制度に基づく、スペインの国内排出割当計画（2008-2012年期）を承認した。
　スペインからの申請量1億5270万アラウアンス（CO2換算で1億5270万トン）に対して、承認された量は1億5230万アラウアンスであった。
　同国の計画は、（1）クリーン開発メカニズム（CDM)事業および共同実施（JI)事業で得られるクレジットは、あくまで国内対策の補足となるよう、割当量全体の20％以下とすること、（2）新規参入者の取り扱いに関する情報を提供すること、（3）各施設に割り当てられるアラウアンスの量などを示す完全なリストを提出すること　という3点について改善することを条件に承認された。【欧州委員会】