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環境ニュース[海外]

野生生物保護教育に人工衛星情報を活用

自然環境 野生動植物】 【掲載日】2001.10.18 【情報源】カナダ/2001.10.09 発表

 カナダ政府は9日、「野生生物のための宇宙技術」(Space for Species)と名付けられたプロジェクトを開始したと発表した。これはウェブサイトをベースにしたプロジェクトで、人工衛星からの情報など宇宙時代の科学技術を、絶滅が危惧される野生生物の保護に活用しようとするもの。
 カナダ宇宙局(Canadian Space Agency)、連邦環境省野生生物局、天然資源省リモート・センシングセンター(Canada Centre for Remote Sensing)などが協力して昨年から試験的に行なってきたもので、主に学校
を対象にした教育プロジェクトとなっている。
 具体的には、各学級でオサガメ、ホッキョクグマ、カリブー、ケワタガモなどの絶滅危惧種希少種を選択し、カナダが打ち上げたRADARSAT-1地球観測衛星などからの情報を利用してモニタリングや追跡調査をし、その生態等についての調査等を進めようというもの。
 なお、このプロジェクトには政府機関だけでなく、財団や私企業からの財政支援、大学等からは研究者の参加など幅広いパートナーシップで運営されている。
 詳細は環境省担当者まで。電話(819) 953-4016
【カナダ連邦環境省】

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