中国　先進的環境モニタリング予報警報システムを整備

【環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2007.03.06 【情報源】中国／2006.04.24 発表

　先日国家環境保護総局の周生賢局長は、全国環境保護局長会議の席上、先進的環境モニタリングシステムの整備を強調した。
　先進的環境モニタリング予報警報システムの整備には次のことを含む。第1に、全国環境質モニタリングと汚染源監督モニタリングネットワークを完成し、科学的なネットワーク運用体制・情報公開体制を構築する。第2に、科学的環境モニタリング管理システムを設置し、環境モニタリングのメカニズムと体制を整える。第3に、基準に合う通常モニタリング能力と緊急モニタリング能力を備える。第4に、科学的環境モニタリング技術システム、先進的技術設備システム、実用的品質管理システムを構築する。第5に、高い能力の人材と整った後方支援システムを整備する。強調すべきは、人材は既定目標の実現に重要である。各種人材が育ちモニタリング能力をもってこそ、未来の環境保護事業の繁栄と発展を実現できる。
　先進的環境モニタリング予報警報システム整備では、「第11次5ヵ年計画」国家環境質モニタリングネットワークを更に改善し、地級以上の都市空気質自動モニタリングネットワークを建設し、大河川等重点流域の国家規制・省境水質自動モニタリングネットワーク、砂漠・酸性雨・近海などの国家自動環境モニタリングネットワークをおよそ完成し、生態環境モニタリングネットワーク、原子力・放射能環境安全性モニタリングネットワークの整備を完成する。汚染源監視モニタリング能力を高め、全国汚染負荷65％以上の8000近くの重点汚染源汚染物排出状況を把握する。国家緊急モニタリングネットワークを整備し、各省級環境保護部門は水・大気環境の突発的事件の緊急モニタリング専用車と器具設備を配備し、地級市は必要な緊急モニタリング設備と防護設備を配備する。【中国国家環境保護総局】