イギリス　予算編成方針で環境政策を強化　航空旅客税を倍増へ

　イギリスのブラウン財務大臣は、12月6日、気候変動対策などを盛り込んだ予算編成方針（プレバジェット）を発表した。環境関連の主な内容は以下のとおり。
●航空旅客税を2倍にして、航空機からの温室効果ガス排出削減を図る。
●燃料税を物価上昇に合わせて、2年ぶりに値上げ。
●バイオ燃料市場の発展・拡大政策を推進。
●ロンドンの「シティー」が世界的な排出量取引市場の中心地となるよう、必要なインフラについて検討するなど、イギリスが国際的な気候変動対策のリーダーシップをとる。
●炭素貯留市場の構築、北海のインフラに関するノルウェーとの協力強化など、炭素回収・貯留対策をさらに進める。
●官民双方からの支援により、エネルギー技術研究所に5億5000万ポンドを投入し、エネルギー科学技術の戦略づくりや成果を改善する。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】