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環境ニュース[海外]

欧州委員会ディマス環境委員 2006年の重点課題を提示

環境行政 その他(環境行政)】 【掲載日】2006.03.06 【情報源】EU/2006.02.16 発表

 欧州委員会が発行する2005年の環境政策レビュー(EPR)の中で、ディマス環境委員は2006年の重点課題を提示した。
 このレビューでは、2005年の実績として、EU及び世界規模で気候変動政策が大幅に進展し、EUの次世代の環境政策の基盤が、4つの分野別戦略で示されたことが強調されている。
 新しい政策では、環境保護と経済成長が手を携えて、共に進みうることが示されている。2006年について、ディマス環境委員は、前年の進捗を基盤に、気候変動関係の取り組みを進め、技術革新及び規制の改善により、環境保護と経済成長を同時に進めるための活動を継続したいとしている。生物多様性及び加盟国における環境法令の実施を確保することも本年の重要な課題である。2006年の重点課題は以下のとおり。
気候変動:欧州委員会はエネルギー効率改善のための行動計画を提出する予定。また、EU温室効果ガス排出量取引制度の見直しを行い、航空機からの排出を対象に加えるなど、必要な改正を行う。本年後半には、各加盟国の2008年-2012年期の排出割当計画を審査、承認する。気候変動への適応に関する政策提案書の提出も予定されている。
生物多様性:欧州において、2010年までに生物多様性の喪失を食い止めるという目標を達成するためのロードマップを提出。EUの自然保護ネットワーク「ナチューラ2000」を、EU25カ国そして海洋に拡大する。
●環境革新、規制改善:2004年環境技術行動計画(ETAP)を推進し、ETAPに関する各加盟国のロードマップについて報告を行う(5月)。2007年-2013年を対象とした、新「競争力・革新プログラム」の詳細の決定。規制の合理化が可能な分野のレビュー(産業部門からの排出など)。
●実施:EU環境法令の国内法制化、実施について、加盟国への支援を強化する。中小企業を支援するための遵守支援プログラムを提示する。
【欧州委員会環境総局】

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