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環境ニュース[海外]

パリ スモッグと闘う−ナンバー・プレート規制論再燃

大気環境 交通問題】 【掲載日】2001.08.13 【情報源】フランス/2001.08.01 発表

 欧州中部と南部では、光化学スモッグを引き起こすオゾンの濃度が高い日が出現しており、最高180マイクログラム/m3 を記録している。
 パリや他の都市のスモッグ問題が深刻化する中、フランス当局は、既に自動車の速度規制等の対策を行ってきたが、自動車からの排気ガスを削減するため、さらに強硬な策を発表した。フランスの緑の党が提案しているもので、市内を走行する自動車を削減するため、ナンバープレートが奇数の車が走れる日と、偶数の車が走れる日を定めるといった対策が含まれている。パリ市のDenis Baupin副市長は、緑の党出身で、この提案を支持。オゾン濃度が、180マイクログラム/m3 以上という制限値を連続して2日越えた場合には、ナンバー・プレート規制を導入したいとしている。
 しかし、一方で、環境大臣は、1997年に1度だけ実施されたナンバー・プレート規制が、今週必要かどうかは疑わしいと慎重な姿勢を示している。
 なお、パリ当局は自動車による大気汚染を削減するため、休日の川沿いの幹線道路の封鎖(歩行者、自転車自、ローラー・スケート等は通行可)、住民のためのフリーパーキング(公共交通手段への誘導策)などの対策を次々と打ち出してきている。
 気象予報によると、オゾン生成に適した状況(強い日照と弱い風はまだ数日続く見込み。【フランス環境・国土整備省】

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