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環境ニュース[海外]

ポスト津波 インドネシアで環境適合的な復興を呼びかける会議が開催される

地球環境 国際環境協力】 【掲載日】2005.06.29 【情報源】国連/2005.06.21 発表

 6月21日〜23日、インドネシアのバンダ・アチェで、UNEP、インドネシア環境省、国内・国際NGO主催による、津波の被害を受けた地域の環境適合的な復興に関する会議が開催された。会議には、国や地方政府の機関、国会議員、地方議会議員、援助機関、コミュニティ団体、NGO、産業団体、地域の民間企業、地域・国内メディアなどが参加した。
 会議では、(1)アチェにおけるポスト津波の環境適合的な復興の緊急性、(2)土地利用計画・定住・インフラ整備・エネルギー、(3)住居と建築材、(4)沿岸域の持続可能な漁業の管理、(5)森林および持続可能な農業の管理、(6)廃棄物処理・水・衛生、(7)コミュニティ参加・モニタリング・条例 について話し合われた。
 国連とインドネシア環境省は、インドネシアにおける環境適合的な復興を呼びかけた。UNEPのテプファー事務局長は、インド洋津波で、生態系は、自然の脅威から人や家を守るライフセーバーとなることが分かり、また、コミュニティに財やサービスを提供する機能も果たしていると指摘。「沿岸域や住居の復興に際しても、経済的要因や社会的要因と同様に、環境について配慮することが不可欠だ」と述べた。
 アチェ州知事は、復興のための木材を伐採する際、残存する森林区域を破壊しないよう、州の40%を保護区とし、「グリーン州」となることを宣言した。
 なお、会議に際して、環境適合的な家や公共建物に関する展示も行われている。【UNEP】

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