ドイツ・ロシア環境会談を開催　地球温暖化対策での協力関係を強化へ

　2005年のドイツ・ロシア環境会談が、6月8日・9日、ベルリンにて開催される。
　会議に参加するドイツのプロブスト政務次官によると、ロシアは、特にドイツの地球温暖化対策に関心を抱いており、この分野での関係強化が期待される　という。ロシアは、石炭、石油、天然ガスへの依存度が高く、これらの分野での温室効果ガス排出削減のための投資に大きな需要があり、京都メカニズムへの関心が高い。ドイツ連邦環境省は、2000年以降、ロシアの地球温暖化対策を支援してきており、これにより、排出量取引の重要な前提条件を作り出している。
　この他、今回の会議では、自然保護、水、廃棄物、環境技術の移転の分野での協力関係について、取り決めがなされる。ドイツ連邦環境省は、独・露環境協力の枠組みで、既に60プロジェクト以上、総額800万ユーロ（10億8000万円）以上の支援を行っている。【ドイツ連邦環境省】