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環境ニュース[国内]

欧州委員会、パーフルオロヘキサン酸を制限する規則を承認

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2024.10.08 【情報源】/2024.09.18 発表

欧州委員会は、健康・環境影響が懸念されるPFAS(有機フッ素化合物)グループのパーフルオロヘキサン酸(PFHxA)及びその関連塩類を制限する欧州委員会規則を承認した。

PFHxAは、難分解性や水相への移動性があり、用途により受容しがたいリスクをもたらすとして、「化学物質の登録、評価、認可、制限に関する規則」(REACH)の附属書XVIIに制限対象として登載される。

販売・使用の禁止対象は、十分なリスク管理がされず、代替品があり、制限による社会経済影響が限定的で健康・環境便益の方が大きい消費者向け繊維製品(レインコートなど)、食品包装(ピザの箱など)、防水スプレー、化粧品、泡消火薬剤の一部など。

このほかの半導体、蓄電池グリーン水素燃料電池などへの使用は制限されない。
PFHxAはすでに禁止されているPFAS類であるPFOAの代替利用が多く、今回の措置はPFASの制限において重要な進捗だという。
措置は官報登載後 20日 で発効する。代替品への移行期間を勘案し、18ヶ月〜5年 の移行期間がある。

【欧州委員会】

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