一般財団法人環境イノベーション情報機構
第29回油流出事故時の対応に関する学習会
【募集期間】| 2001.09.04〜2001.10.04 テーマ : 「 南アフリカにおけるケープペンギンの
救護活動 〜「トレジャー号事件」を中心
に〜 」
講 師:
湯沢 満氏 1964年生まれ。川崎市職員、川崎夢見ヶ崎動物園勤務、フンボルトペンギン担当。ペンギン会議関東地区幹事。
上田一生氏 1954年生まれ。目黒学院高等学校教諭。ペンギン会議研究員。
内 容 : 南アフリカ沿岸に生息するケープペンギ(アフリカンペンギンともいう)は、いわゆるワシントン条約(U表)でも国際的な商業取引きが規制され保護活動が行われている。特に、20世紀後半からは喜望峰沖で発生する船舶事故や石油類の不法投棄によって、重油汚染の被害をたびたび受け、地元のNGOなどによる救護活動が行われてきた。2000年6月に発生した鉱石運搬船トレジャー号の沈没にともなう重油流出事故にあたっては、国際的な救護活動が組織的に展開され、過去最高の救護実績を上げた。しかし、残された課題も決して少なくない。今回は、ケープペンギンの保護・救護活動の歴史を概観しつつ、「トレジャー号事件」に関する最終報告書をもとに、活動の実際をご紹介し、その成果と今後の課題について分析する。
【登録日】2001.09.06