一般財団法人環境イノベーション情報機構
心配される植物の絶滅 生物多様性とは−植物園からの発信−
心配される植物の絶滅
生物多様性とは−植物園からの発信−
■開催の目的■
世界中で多くの野生生物が急速に失われつつあります。豊かな自然を誇っていた日本でも維管束植物(種子植物・シダ植物)の4種にひとつが絶滅の危機に瀕している状況です。社団法人日本植物園協会では生物多様性を守るため、「ふるさとの植物を守ろう」をテーマに日本の絶滅危惧植物の包括的な保全にむけて取り組んでおり、全国各地の植物保全の拠点となって活動する「植物多様性保全拠点園」を中心に、それぞれの地域の市民団体や研究機関、行政等と連携して生物多様性保全活動を推進しています。
本企画では、わかりやすいパネル展示によって生物多様性に関する理解を深め、絶滅のおそれのある植物に関心を抱いてもらうとともに、開催地である「東京」の絶滅危惧植物をテーマとすることで、とりわけ身近な植物にも危機が迫っている現状を伝え、多くの市民に対し環境保全・自然保護に関する知識の普及啓発を行います。
また、植物園や公園等の施設が生物多様性や植物保全に取り組み、生息域外保全の場としても重大な役割を持つことも同時に伝え、理解を求めることで、市民一人一人がふるさとの植物を守る活動へ参加するきっかけとなることを目的としています。
■会期・時間■ 2010年2月24日(水)13:00〜3月4日(木)16:00
2月まで 9:30〜16:30 / 3月から 9:30〜17:00
■会場■ 国営昭和記念公園 花みどり文化センター
■主催■ 社団法人日本植物園協会
■後援■ 国営昭和記念公園
■内容■
○パネル展示
○東京の絶滅危惧植物展示 2月27日(土)・28日(日)
○展示解説 2月27日(土)・28日(日)10:00〜15:00
○講演会 2月28日(日)13:30〜15:30 講義室
「生物多様性と植物園の役割」(13:30〜14:00)
植物多様性保全委員会委員長 遊川 知久
(国立科学博物館筑波実験植物園 主任研究官)
「絶滅危惧植物の種子保存」(14:00〜14:20)
環境省新宿御苑 希少植物種保存専門官 千田 純子
「東京の絶滅危惧植物」(14:30〜15:30)
社団法人日本植物友の会理事・八王子自然友の会会長 畔上 能力 氏
(東京都環境局RDB検討委員、神代植物公園植物多様性保全委員)
※この催しは独立行政法人環境再生保全機構地球環境基金の助成を受けて開催します。
【登録日】2010.02.23