一般財団法人環境イノベーション情報機構
「第3回 森の名手・名人フォーラム」
【募集期間】| 2009.10.14〜2009.10.31 NPO法人共存の森ネットワークでは、11月21日(土)から23日(月・祝)にかけて、奈良県川上村において「第3回 森の名手・名人フォーラム」を開催いたします。
自然を守り、自然と共に生きる――
近年噴出した「地球温暖化」や「生物多様性の保全」などの環境問題とともに、自然と人の在り方については様々な場面で語られています。
しかし、人と自然との共存・共生を考えるということは決して新しいことではありません。私たち日本人は、国土の2/3を占める森や四方を囲む海から、恵みを得て、最大限に活かす知恵や技を持ち生きてきました。
しかし、現代の暮らしは「お金で物を買う」ことが基本となり、人と自然の距離が離れました。しかしそれは、わずか数十年前の話です。それまでは、長いこと自然と人間が寄り添って暮らしていたのです。
NPO法人共存の森ネットワークでは、日本人がはるか昔から、集積してきた知恵や技、考え方、価値観にこそ未来へのヒントがあると考えています。
林業やマタギ、木地師、茅葺き職人など、現代でもなお、自然と共に生きる暮らしを営んでいる「森の名手・名人」※。名人とともに森や山村集落に入り、話を聞き、森を肌で感じながら「自然とともに生きる」とは、どういうことか、を学び、考えるのが「森の名手・名人フォーラム」です。
三回目となる今回は、古くからの林業地、奈良県吉野地方にて開催します。室町時代から林業が営まれてきた吉野は、銘木、吉野スギ、吉野ヒノキの産地として、知られています。
苦しい状況が続く日本の林業。国土の2/3を森が占めながらも、私たちは海外から木材を買うという矛盾した状況の中にいます。かつて人が森を護り、森が人を支えた関係から、私たちは森を放置し、その結果、森は荒れ、様々な問題が起きています。
今回のフォーラムでは、多くの方々とともに、森と日本人のこれからについて考えていきたいと思っています。
《主 催》NPO法人共存の森ネットワーク
《共 催》奈良県川上村
《後 援》林野庁、奈良県、社団法人国土緑化推進機構、川上村森林組合、
吉野林材振興協議会、社団法人吉野川紀の川源流物語
《日 時》2009年11月21日(土)〜23日(月・祝)
《場 所》川上総合センター やまぶきホール他(奈良県吉野郡川上村)
《参加費》25,000円(2泊3日)※初日シンポジウムのみは無料
《定 員》80名
《〆 切》10月23日(金)
《概 要》
〔初 日〕シンポジウムを開催します。吉野林業、生活文化に詳しい須藤護
氏(龍谷大学国際文化学部教授)による基調講演や速水亨氏(速
水林業代表)岡橋清元氏(清光林業(株)代表取締役)らが、日
本林業のこれからについてパネルディスカッションを行います。
終了後は、交流会を予定しています。
〔二日目〕三つのコースに分かれ、フィールドワーク、分科会を行います。
1.「吉野材の活用を知る」コース
製材、樽丸製作、製箸の現場などを回り、吉野材の活用につい
て昔の知恵と現代の工夫から学びます。
2.「林業のこれからを考える」コース
岡橋氏の作業道や天然磨き丸太の林業地、木材市場などを見学
し吉野林業の現在を学びます。
3.「山村の暮らしを学ぶ」コース
古くは木地師の里であった川上村の高原集落を地元の方と歩き
ながら、山村の暮らしを学びます。
〔三日目〕コースごとにフィールドワークの成果や参加者の意見を発表し、
共有をします。
フォーラムの詳細、お申し込み方法は、当団体のブログ↓からフォーラムのチラシをご覧下さい。
→http://kyouzon.blog114.fc2.com/blog-entry-93.html
秋の吉野は紅葉が美しく、また地元のお料理も楽しんでいただく予定です。皆様のご参加を心よりお待ちしております。
○お問い合わせ先
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NPO法人共存の森ネットワーク
〒151-0065 東京都新宿区住吉町1-20 角張ビル4階
TEL:03-5366-0788 FAX:03-5366-0688
MAIl:mori@kyouzon.org
担当:田代
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【登録日】2009.10.14