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コプラナーポリ塩化ビフェニル 環境用語

作成日 | 2003.11.11  更新日 | 2009.10.14

コプラナーポリ塩化ビフェニル

コプラナーポリエンカビフェニル   【英】Coplaner Poly Chlorinated Biphenyl  [略]Co-PCB  [同義]コプラナーPCB 

解説

狭義のダイオキシン(PCDD)と似た構造を持つ物質で、ダイオキシンのひとつ。

PCBは、基本骨格であるビフェニル基に置換する塩素の位置によって2つのベンゼン環が同一平面上になり扁平構造をとることがある。これをコプラナーPCBと呼び(コプラナーは共平面状構造を意味する)、構造的にダイオキシン(PCDD)やポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)に類似し、その他のPCBよりも強い毒性を示す。世界保健機関(WHO)や米国環境保護庁(EPA)では、以前からコプラナーPCBダイオキシンとして位置づけていたが、日本でもダイオキシン対策特別措置法(1999)において、PCDDおよびPCDFにコプラナーPCBを含めて“ダイオキシン”と定義している。

PCBは、熱安定性、電気絶縁性に優れ、トランス、コンデンサー、熱媒体、ノーカーボン紙に用いられてきたが、難分解で生体に蓄積し、毒性を示すことから、現在は製造・輸入が禁止されている。

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