一般財団法人環境イノベーション情報機構
作成日 | 2003.09.12 更新日 | 2009.10.15
構造活性相関
コウゾウカッセイソウカン 【英】Structure-Activity Relationship [略]SAR
解説
化学物質の生物分解性、生物濃縮性、毒性といった生物学的効果を、その化学物質の構造式との数学的な関係で表わすもの。
世界では10万種類を超える化学物質が使われているといわれるが、そうした全ての物質について試験データが揃っていて、安全性が確認されている訳ではない。そうした化学物質の予備的なリスク評価を行う場合に、化学物質の構造式やその物性データから生物分解性、生物濃縮性、毒性等を予測するのに構造活性相関が用いられる。
ただし、全ての化学物質に適用可能な数式があるのではなく、類似した構造の化学物質群について得られた数式が適用される。