一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

下水サーベイランス 環境用語

作成日 | 2024.07.03  更新日 | 2024.07.03

下水サーベイランス

ゲスイサーベイランス   【英】Wastewater-based epidemiology surveillance  [同義]下水疫学調査 

解説

ヒトが新型コロナウイルスに感染すると、ウイルスは主に上気道で増殖するが、一定の割合で腸管でも増える。ヒトから排出された唾液や糞便に含まれるウイルスは下水管網を介して下水処理場に流入する。下水処理場に流入する前の未処理の下水(流入水)を採取してウイルスRNA量を測定することで、地域における新型コロナの流行状況を把握できる可能性があり、これを下水サーベイランスと呼んでいる。

なお、世界保健機関(WHO)によれば、新型コロナウイルスは下水中で感染力を急速に失うことから、処理の有無にかかわらず下水を介した感染のリスクは低いとされる。(2024年3月作成)

この解説に含まれる環境用語

この環境用語のカテゴリー

関連Webサイト