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ペルフルオロヘキサンスルホン酸 環境用語

作成日 | 2024.03.22  更新日 | 2024.03.22

ペルフルオロヘキサンスルホン酸

ペルフルオロヘキサンスルホンサン   【英】Perfluorohexane sulfonic acid  [略]PFHxS  

解説

ペルフルオロヘキサンスルホン酸(略号はPFHxS、化学式はCF3(CF2)5SO3H))の主な用途は泡消火剤、金属めっき、織物、革製品及び室内装飾品、研磨剤及び洗浄剤、コーティング、含浸/補強材(湿気、真菌などからの保護用)、電子機器及び半導体の製造等である。PFHxSはPFOSの代替品として使用されている。

ペルフルオロヘキサンスルホン酸はPFOSやPFOAと同様に難分解性で、極域のフィールド調査の結果から食物連鎖を介した生物濃縮性は高いと見込まれること、また世界中の一般集団の血液のサンプルでPFOSとPFOAに続いて頻繁に検出されること、ヒトや動物への毒性情報もあることから、ストックホルム条約附属書A(製造・使用・輸出入を禁止する措置を取るべき物質)に追加された(第10回締約国会議、2022年)。

日本は、PFHxSを化学物質審査規制法の第一種特定化学物質に指定し、原則として製造・輸入が禁止された(2024年2月1日施行)。(2024年3月作成)

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